猫田有紀さん
千葉県出身の猫田さん。旦那さんの転勤で福島に来られました。
妊娠・出産を機にお仕事を退職され、今は、3歳の女の子の子育てをしながらbel*fonteの作り手をしてくれています。主に、まんまるゴム、coronピアスを担当。
coronピアスは、実は猫田さんが発案してくれた商品なのです。coronピアスが自分の子供の様にかわいいと言ってくれている猫田さんにインタビューをしてきました。
A. 藤本さんからbel*fonteの作り手を探しているので紹介してほしいと言われて、もし自分でも手伝えるならと思って、私がやりたい!と返事しました。bel*fonteの商品が好きだったので、作り手になれると決まった時、自分がbel*fonteに携われることが嬉しかったです。自分が作ったもので、bel*fonteを好きになってくれる人が増えたら最高だと思いました。
A. 自分が家庭以外の場所でも存在価値があると感じることができ、生活にハリが出ました。そして、bel*fonteや会津木綿を知って、福島の事をもっと知りたいと思うようになりました。それまで7年、福島に住んでいましたが、福島にこんなに興味を持ったことはありませんでした。
A. 子どもが寝た後に落ち着いて作業をしています。今まで携帯電話を見て過ぎていた時間を作業に使うことができました。
A. 自分が買いたいと思うか、bel*fonteのブランドをしっかり保つことができるかを心がけてやっています。
A. 買っていただいた方には本当に感謝です。これからも頑張って作るのでリピートしてくれたら嬉しいです。とてもいい商品でとてもかわいいので、一度手に取って見てもらいたいです!
西脇千晶さん
千葉県出身の西脇さん。旦那様のお仕事の関係で期限付きで福島に。
前職は、なんとオーダーメイドウエディングドレスデザイナー。デザインから制作まで一人で行っていたそうです。引っ越し、出産、子育てで今はウエディングドレス製作はお休みされており、運命的な出会いでbel*fonteをお手伝いしていただくことになったのです。
まんまるポーチは、曲線が多いウエディングドレスを扱える西脇さんにしか作れない商品となりました。おでかけ巾着、角ポーチも担当してもらっています。
A. 2014年の大宴会in南会津という野外音楽祭で出店していたbel*fonteのブースで、はじめてbel*fonteのことを知りました。とてもセンスがいいと感じ、その当時5ヶ月だった息子に背守り刺し子Tシャツを購入しました。
その後、偶然、共通の知り合いがいたことから、代表の藤本さんと奇跡的に再会。福島に来る前に、東京でウエディングドレスを作っていたことを話すと、藤本さんからbel*fonteで何か一緒に作らないかと誘われました。その時、私は主人の仕事の関係で福島に来て1カ月。福島に来たからには何か福島に関わることがしたいと思っていたし、会津木綿という福島の伝統工芸品を扱えることと、自分の技術が役に立つということに魅力を感じて、二つ返事で引き受けました。それに子供を産んだ後も仕事がしたいと思っていたことも理由の一つです。
A. 福島という土地に馴染んでいく感覚があったし、福島のことをもっと知りたいと思うようになりました。反面、初めての子育ての中にお仕事が入ってきて、子育てと仕事のバランスを取るのに苦労しました。
A. 長く使ってもらえるものを作りたいので、とにかく丁寧な仕事を心掛けています。
A. 一つ一つ心を込めて丁寧に作っています。日常生活に会津木綿のおしゃれを一つプラスしてもらえたらと思います。
坂上聖織さん
ベビーマッサージ教室の先生をしながら3歳と0歳のお子さんの子育てをされている坂上さん。
一番子育てに手のかかる大変な時ですが、子育てとベビーマッサージ教室とのバランスを上手く取って、bel*fonteの作り手としても活動してくれています。
coronピアスとまんまるゴムを担当してくれている坂上さんにインタビューしました。
A. もともとベルフォンテの商品のファンで、まんまるポーチや子供のTシャツなど色々揃えていました。
作り手の猫田さんが第2子の妊娠と引越しで商品をあまり作れなくなったとのことで、それを引き継ぐ形で作り手になってもらえないかと声をかけてもらいました。好きなブランドに少しでも携われることは光栄なことだと思い、二つ返事で引き受けました。
A. 逆に、商品を作ることによって、子育てじゃない自分の時間を持つことができてよかったです。たくさん柄のある会津木綿の生地を見て、どんな柄の配置にした商品を作ろうかと考えるのもリフレッシュになりました。
A. 子どもたちが寝た後に作っています。あとは、雨で家で子供と過ごすとき。子どもと一緒にくるみボタンを作ったり(子どもは別の生地で)、切れている糸くずを集めて遊んでくれたので、子どもと一緒に作業ができました。
A. 作るコツをつかみました。もともとモノづくりが好きだったから、一度やり始めると夢中になってとまらなくなっちゃう。ピアスやゴムが出来上がるものを見てると、かわいくて一人でにやけてしまう。
会津木綿って無地でもいろんな色が混ざっているから、商品を作ることでその色の複雑さに気付いて、会津木綿の生地自体の魅力も感じて。切った糸くずでさえも可愛く感じるようになりました。
A. 知ってたけど民芸品とかおばあちゃんが持つような地味なイメージでした。柄もこんなにあるとは思わなかったです。
A.携帯を触る時間やテレビを見る時間が少なくなりました。あと、自分が作ったものを誰かがお金を出して買ってくれる責任を感じるようになりました。自分が作ったものが色んな売り場に並んでいると考えると嬉しくなります。
A.私にとっては何十個の中の一つだけど、買ってくださる人にとってはたった一つの商品なので、それをいつも頭に入れて一つ一つ丁寧に作っています。
A.たくさんの商品の中から手に取ってもらって買っていただけることに感謝しています。私がそうだったように、見てるだけで可愛いと感じたり、元気が出る商品作りをしていきたいです。
藤田美優紀さん
現在、6歳のお子さんの子育て中の藤田さん。
洋服や小物、お子さんの幼稚園グッズなどリメイクを中心としたもの作りを得意としています。
初めてお会いした時から、センスの良さやオリジナリティを感じ、bel*fonteから作り手になっていただきたいと声掛けしました。クロスヘアバンドを担当してくれている藤田さんへのインタビューです。
A. これまでは趣味で自分のものや子供のものを主にリメイクで作っていて、ミシンを触ることは大好きでした。でも、縫製学校にも通ったわけでもなく、縫製の専門的知識もない私が、ベルフォンテの商品を作っていいのかとい葛藤があって。
ヘアバンドの試作を頼まれ、しっかりとした寸法が決まっていて、作り方も決まっているものを作ることなら私にもできるんじゃないかと思うようになり、作り手になる覚悟ができました。そして初めて、自分が作ったヘアバンドが売れた時、街でつけている人を見た時に、嬉しさが込み上げ、続けたいと思うようになりました。
A. 自分が使うとしたら買うとしたらこんな商品がいいという思いを伝えて取り入れてもらうようにしています。
お金を出して買ってもらうので、妥協はしたくないという思いがあって。
A. 商品の売り方や、実際にどんな方が買っていってくれるのかを実際に見たかったから、いろんなイベントに連れて行ってもらえて、本当に勉強になりました。
A. bel*fonteで作り手として関わって、自分が作ったものが売れるんだという確信が持てたからです。菜月さん(藤本)が「みゆきさんならできるよ!」と背中を押してくれたもの大きいな。
A. 子どもが私がやっていることを「仕事」として認めてくれるようになったのが一番嬉しい。人とかかわる機会が多くなり、今まで関わった事のない人との知り合いが増えました。
A.来春に旦那さんの転勤で福島を離れることになったのだけど、離れても環境が変わっても作り手はずっと続けていきたい。MIKOYAも続けていきます。
加藤美由貴さん
3才と1才の女の子のお母さんである加藤さん。
娘さんのお洋服をたくさん手作りされるなどモノづくりのある生活を送っていました。
bel*fonteの作り手になってからは、これまでの経験とセンスを活かして、新商品のアイデア出しやワークショップの企画に積極的に関わって下さっています。
そんな加藤さんへのインタビューです。
ベルフォンテに興味を持ち、作り手になりたいと思ったきっかけは何ですか?
A. 以前から趣味で自分で子供服を作ったりしていましたが、趣味の範囲から広がらず収入にならないことに焦りを感じていました。何かをやらなきゃっていう気持ちがすごく強かったんです。
かといって、自分で作ったものを販売する自信もないし、二人目を妊娠していたのでしばらくまた外に働きに出る事もできない状況でした。
その時に、ベルフォンテの作り手さんをしている友人を見ていて、家にいてもできるので、これなら私にもできるんじゃないかと思って思い切って聞いてみました。
A. 今まで生活と時間の使い方が変わりました。
やらなきゃいけないことができて、一日だらだら過ごすのではなくて、メリハリをつけられるようになった気がする。夜に作っているのですが、その分、昼間は子どもと向き合って、子供中心に過ごしています。
A. 上の子がもうお昼寝をしないので、子供たちが寝た後にしか時間が取れません。子供が起きたら寝かしつけてまた起きてやります。
A. 当初の焦りはゼロになったとは言えないけど、今の状況で出来ることでやらせてもらえて少なくはなりました。
それに、創作意欲が湧いてきて、夜作業しながら新しい商品のアイデアなど考える時間を取れて楽しいです。ちょっと眠いですが…
A. 自分が好きな事を活かして、企画して考えたことを、モノづくりが苦手な方に教えることで、参加者の方々が楽しそうにしてるところを見るのは自分も楽しいし、やりがいがあります。
もっとモノづくりを好きになってもらえるように伝え方や教え方を工夫するようにしています。
A. 刺し子は前から興味があって、ずっとやってみたかったけど、本を読んでも訳が分からなくて手をつけられなかったんです。完成度はまだ低いけど、できるようになって成長したなって実感しています。
ワークショップで人に教えるって思いながら練習していると、人に伝えるポイントとかを意識して練習するし、趣味でやるのとそこが一番の違いですね。
その場でやって終わりではないワークショップを目指して、どうやったら家でもやってもらえるか意識して練習しています。
A. ワークショップもお母さん向けで、みんなお子さんを連れて来ていて、自分も子供を連れていけるので、すごく助かっています。
打合せも子連れでできるし、メンバーの子供たち同士で仲良くなってきて、一緒に遊んでいるのをみると子供の成長も感じられます。
A. ただモノづくりをするのではなく、その地域資源の特徴を活かしたものを作らないといけないと考えると、新しいアイデアが出てきます。
作り手さんで集まって商品のアイデアを話したり、作り方を考えたりするのはとても楽しいです。
A. モノづくりに苦手意識がある人こそワークショップに来てほしいです!
私も分かりやすく教える工夫をしますし、わいわいみんなでやって楽しんでもらえるんじゃないかと思います。
モノづくりを普段の生活に取り入れてもらうキッカケ作りになるんじゃないかなと思います。